NU JACKET
もう傘はいらない
雨の朝、傘をさして出かけなくてはならない鬱陶しさにきっと覚えがあることでしょう。傘は手を塞いでしまいますし、雨が止んだら忘れてしまうこともしばしば。多様な素材で作られている傘はリサイクルが難しく、環境への負荷も高いのだそうです。
レインウェアを着て出かければ良いのですが、普段着のようにさらっと着こなせるレインウェアは意外と見当たりません。ならばとデザインしたのがこの〈NU JACKET〉です。実はNUとは、NO UMBRELLAの略なんです。
さらりとしたリサイクルナイロン生地は蒸れにくい素材を使っているので、雨が降っていない時にも着こなせます。それをゆったりとしたシルエットに仕立てているので、様々なウェアとスタイリングが可能です。フードのデザインにもこだわりました。ドローコードで頭にフィットさせればキャップを被っていなくてもバタつくことはありません。
同素材の〈NU PANTS〉と組み合わせれば、頭の先から足の先までしっかり防水した本当のNO UMBRELLAが実現できますよ。
必要にして十分なスペック
〈NU JACKET〉の生地はフッ素フリーの撥水加工を施したリサイクルナイロンの表地に透湿膜(メンブレン)、裏地フィルムを重ねたバランスの良い2.5層。耐水圧20,000mm、透湿性 20,000g(B-1法)というアウトドアのレインウェアの基準でも十分すぎるスペックを持っています。
止水ファスナーのフロントジップはWジップになっているため、運動強度が上がって中が蒸れそうになった時にも、素早く湿った空気を逃すことができます。逆に裾のドローコードを絞れば、空気を保持して暖かさも保ちます。
サステナビリティの取り組み
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PFCフリー
これまでレインウェアを支えてきた物質がフッ素加工技術です。しかし近年、この技術で用いられる物質が環境に蓄積して人体に害をおよぼす「永遠の化学物質」であることがわかってきました。 これに対し世界では規制が進み従来の「C8」と呼ばれる撥水技術から、特に害が特定されているPFOAを使わない「C6」撥水へと移行が進んでいます。 そしてその先にPFC(有機フッ素化合物)そのものを用いずに実現する撥水加工がフッ素フリー撥水、つまり“PFCフリー”があります。HERENESSでは、こうした事実を踏まえてレインウェア全てにおいてPFCフリーを採用することを決めています。