REAL WOOL WIND JACKET(MEN)
HIGH-DENSITY WOVEN WOOL
着続けられるウインドジャケット
ランナーにとってウインドジャケットの最大の問題は汗で蒸れて着続けられないこと。
ですから一般的なウインドジャケットは、走っている最中に脱ぐことができ、邪魔にならないように軽量で携行性を高める方向に進化してきました。
一方このリアル・ウール・ウインドジャケットは、高密度織によりしっかりと風を防ぎながら、ウールの持つ吸湿性が呼吸をするように蒸れを防いでくれますから、着たままでどこまでも走り続けることができますよ。
これを可能にしたのは17.5ミクロンという細いウール糸を超高密度で織り上げる技術です。 見た目はまるで化繊のアウトドアウェアのように見える生地ですが、触るとウールの優しい風合いを感じることができます。この生地に環境に配慮した非フッ素撥水加工を施してありますので、ランの途中のちょっとした雨でも安心です(防水加工は施されていません)。
動きやすいパターン
ランニングの動きを妨げることがないよう、デザインパターンを細部にわたり検討しました。
肩はなだらかなラグランスリーブを採用。アームホールは腕振りをしやすいように細めに仕立てています。フードの襟元は高めに設定し、かぶらなくても首回りの防風効果発揮します。
フード形状は頭部に自然にフィットする構造で、後頭部のドローコードを閉めれば風に吹き上げられることもありません。
サステナビリティの取り組み
ノンミュール・メリノウールという選択
ウールは羊からの贈り物です。その羊たちが苦しんでいたとしたら、その贈り物を喜んで受け取れるでしょうか?
私たちが〈REAL WOOL FLEECE〉で使うウールは、全てニュージーランド産のメリノウールです。ニュージーランドは国をあげてミュールジング(羊の臀部を切り取る処理)を禁止することを決めています。
私たちは、ウールを扱うブランドとして、継続的に動物福祉の問題に取り組んでいきます。
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環境に配慮した非フッ素撥水加工
水と油を弾くフッ素系加工剤はこれまでとても重宝されてきました。
しかし、フッ素系加工剤に含まれるPFOA(パーフルオロオクタン酸)という物質が、地球環境や人体へ悪い影響を与えているのではないかと指摘されるようになりました。2006年に米環境省がPFOAの排出と製品含有を2015年までに廃絶しようと世界のフッ素樹脂メーカーに呼びかけ、現在はこのPFOAを含むフッ素系加工剤(C8撥水剤)は使われなくなっています。
それに代わり、PFOAを含まない加工剤(C6撥水剤)の性能を上げる努力が各社で行われています。さらにフッ素を使わない非フッ素系加工剤(C0撥水剤、フッ素フリー)を使用した撥水素材の研究が進められています。HERENESSではこうした技術の進歩を受け、環境に配慮した撥水加工を採用していきます。