THIS IS HOW WE CREATE No.004 MOUNTAIN WOOL SHIRT&SHORTS
〈HERENESSの開発ストーリー 〉MOUNTAIN WOOL SHIRT&SHORTS の場合
HERENESSの製品がどんな発想から形になっていくのか。その様子をみなさんにシェアする連載『THIS IS HOW WE CREATE』。第四回は新しくプロダクトに加わった、山と街をシームレスにつなぐMOUNTAIN WOOL SHIRTとMOUNTAIN WOOL SHORTS。仮想Q&A方式でお届けします!
Q.山と街をシームレスにつなぐ、シャツとショーツのセットアップ。開発のきっかけは?
MOUNTAIN WOOL SHIRTとMOUNTAIN WOOL SHORTSのセットアップは、ウールとポリエステルをミックスした生地を採用しています。定番のSMOOTH WOOL T-SHIRTとFLUFFY WOOL SOCKS以外にもウールのプロダクトの幅を広げたいと思っていたところに、メーカーさんが「HERENESSにぴったりの生地があります」って提案してきてくれたんです。
それがウール66%、ポリエステル34%の混率で織られた生地。この生地の特徴を聞いて、実際に触った時に、山で使えるシャツを作りたいと思いました。
早速シャツのサンプルを作ってもらって、テストをしてみると、この生地ならセットアップにしようという流れで今の形になりました。同時期にUNDERCURRENT JACKETも開発していたので、あちらはジャケットとロングパンツのセットアップ、こっちはシャツとショーツのスタイルで決定しました。
Q.生地から生まれたアイテムなんですね。具体的に生地の特徴を教えてください。
一言でいうと、ウールとポリエステルの良いとこどりです。着心地の良さに加えて、調温機能や防臭性に優れているウール。そこにポリエステルを混ぜることで、ウール100%よりも耐久性と速乾性が生まれるんです。ポリエステルは、Solotex®︎という一部植物由来の素材を採用しています。型崩れしにくい、シワになりにくいという特徴があり、風合いもソフトです。登山中、着てるものを脱いでザックに入れても、シワがつきにくい。ウールの機能性も備えているので、長期間の縦走登山など、着替えの持ち運びを少なくしたいシーンで活躍すると思いますよ。
Q.HERENESSの山ウェアとして、こだわったポイントは?
生地自体にとてもポテンシャルを感じたので、その特徴を活かしつつ、あとはシルエットとディティールですね。従来の山シャツってわりとタイトなシルエットが多い印象があったんですが、街着としても着れるようにルーズなシルエットです。ただ大きくしたっていうよりは、ザックを背負った時に後ろの裾がずり上がってこないように、着丈を長くしたりしました。胸ポケットを無くし、ボタンも比翼仕様で隠して、デザインはできるだけシンプルにしています。冬場、山で手袋をつけたりする際にも着脱がしやすいスナップボタンにしたり。
ショーツは、ズドンと太いシルエットの割には軽量感がある印象です。定番のSUGARCANE SHORTSと比べると、MOUNTAIN WOOL SHORTSの素材はそこまで伸びないので、微妙に寸法の調整をしています。ポケットの素材も全部メッシュにしたり、SUGARCANE SHORTSよりもミニマルになっています。
Q.どんな人に、どんな場所で着てほしいですか?
ちょっと日帰りでサクッと登山に行ったりとかアクティビティを気軽に楽しむ人。街と山を行き来するライフスタイルの人。いかにも登山ですって格好じゃないのが好きな人にはぴったりだと思っています。
街っぽいデザインでもあるけど山に行っちゃっても全然快適。ミニマムな見た目でも、アウトドアに必要な機能性はしっかりと備えているので、山シャツをすでに持ってる方にもおすすめしたいです。
パンツはショート丈なので、肌寒い時はタイツを履いてもらうコーデが良いと思います。先にリリースしたSMOOTH WOOL TIGHTSを合わせてもらうのがおすすめです。このタイツも同じウール+Solotex®の素材です。シャツの下にはウールのTシャツを着用してもらって。Tシャツ、シャツ、パンツ、タイツ、ソックスと、ウール素材のプロダクトが一式揃ったので、山でも快適なHERENESSウールコーディネートができますよ!